フォークリフトに轢かれて骨折した労災事故のご相談

事故類型自動車等の衝突・轢過
職種物流業
傷病名(症状)骨折
相談時の状況治療中
年代40代
勤務形態正社員
被災した状況同僚が運転するフォークリフトに轢かれて骨折した。
ご相談者ご本人
目次

1.ご相談内容

勤務中に労災事故に遭われた方からご相談をいただきました。同僚が運転するフォークリフトと接触し、骨折を伴う重傷を負ったとのことでした。今後の後遺障害認定や損害賠償請求について不安があり、適切な補償を受けられるのか相談したいとのことで、ご面談いただきました。

ご面談でおけがについて確認したところ、現在も治療を受けており、骨折した部位に強い痛みがある状況でした。

2.弁護士からのアドバイス

まず、今後の解決までの流れと必要な対応について説明しました。

現時点で強い痛みがあることから、将来的に後遺障害が残る可能性がありました。そこで、MRI 検査の実施状況を確認しました。後遺障害の認定にあたって重要な検査であることを説明し、まだ検査を受けていない場合には早めに検査を受けることをアドバイスしました。

痛みや関節が動かしにくい(可動域制限)症状が残った場合、MRI 検査の画像や検査記録が後遺障害認定に大きく影響することがあります。そのため、治療中の段階で、必要な検査を受けておくことが重要である旨を説明しました。
また、骨折を伴う大けがであることを踏まえ、想定される後遺障害の内容、等級認定の流れ、将来の補償を獲得するために必要な対応についてご説明しました。後遺障害等級の認定結果が出た後に、判断を覆すことは容易ではありません。そのため、治療中から必要な資料や証拠を収集し、準備を整えたうえで後遺障害の認定を受けることが重要であるとご案内しました。

さらに、勤務先に対する損害賠償請求を検討しているとのことでしたので、事故状況を踏まえ、損害賠償を請求できる可能性についてご説明しました。治療終了後は労災の休業補償が受けられなくなるため、生活費などの問題が生じて、十分な対応ができないまま示談せざるを得ない可能性もあります。
そのため、治療中の段階から損害賠償請求を行うかどうかを検討し、必要な準備を進めておくことが大切であるとお伝えしました。あわせて、当事務所では、労災申請・後遺障害認定から損害賠償請求まで一貫して対応が可能であることをご案内しました。

3.所感・まとめ

本件では、治療中の早い段階でご相談いただいたことで、MRI 検査や必要資料の収集など、後遺障害認定や将来の補償獲得に向けた具体的なアドバイスを行うことができました。
また、勤務先に対する損害賠償請求についても、治療中から準備を進める重要性をご案内することができました。

労災事故では、治療や後遺障害への対応が将来の補償額に大きく影響するため、早期に専門家へ相談することが重要であると改めて感じた事案でした。

「後遺症が残るかもしれないので不安である」「勤務先への損害賠償請求を検討しているが、何から始めればよいか分からない」という方は、できるだけお早めのご相談をお勧めします。

この記事の監修弁護士

弁護士 澁谷大

弁護士法人シーライト

弁護士 澁谷 大

神奈川県弁護士会所属。労働災害や交通事故の相談実績多数。適正な後遺障害等級認定ができるよう、的確でわかりやすい説明に定評がある。人身損害被害の救済のために、日々努力している。

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