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工場での感電事故の後遺症について、併合6級で約7,000万円を獲得できた事例

被害者40代男性 会社員
部位全身
傷病名外貌醜状、左手示指欠損、火傷
後遺障害等級併合6級
獲得金額約7,000万円
目次

ご相談内容

被災者が工場で感電事故に遭い労災にて治療中のところ、症状固定後の損害賠償請求について相談したいとのことでお問い合わせいただきました。特に逸失利益をきちんと獲得したいとのお話をいただきました。

逸失利益とは後遺症のせいで働くことができないという損害ですので、どれだけの後遺症が残ってしまったかを立証できるのかがポイントになります。
具体的には労災の障害補償給付で何級が認定されたか、しっかり後遺症に見合ったものが認定されたかどうかがポイントになります。逆に、ケガに見合わない低い等級になってしまうと逸失利益の金額が小さくなってしまいます。そのため、まずは適切な後遺障害等級を獲得することが大事ということで労災申請サポートからご依頼いただきました。

サポートの流れ

ご依頼いただいてまず行ったのは、労災の障害補償給付申請の準備です。

すでに労災で治療を受けられていたので、障害補償給付をきちんと取ることをメインと考え、後遺障害の立証のために準備をしていきました。単に後遺症が残りました、だけで申請してしまうと、実際に残った後遺症と労基署の認定がずれてしまい、適切に補償されないこともあります。
大事なこととしては、後遺症を裏付ける検査を受けること、適切な診断書に適切な内容を書いてもらうこと、賠償分野に詳しい弁護士がそれら検査結果や診断書の内容をチェックするなど適切な行為障害等級の認定に向けて準備をすることです。

加えて、本件の少し特殊な事情として感電事故での火傷の症状が大きく、非常に強い痒みが残ってしまったという点があります。痒みという後遺障害が残ったとして、なかなか立証が難しかったのですが、実際の生活にかなり支障が出ていたので、具体的な内容を聞き取った上で書面にまとめて労基署に提出しました。

そのサポートの結果、併合6級が認定されました。実際にお聞きした内容からすると適切な等級が認定されたと思います。その後、そのまま示談交渉もご依頼いただきました。示談交渉では、労働局へ保有個人情報の開示を行い、取り付けた資料を精査して、会社側の安全配慮義務違反の内容を的確に指摘しつつ交渉を進めました。

解決内容

治療中からサポートした結果、後遺障害等級併合6級が認定されました。

示談交渉では、逸失利益の点で勤務先と争いがあったため、しっかりと交渉を続けていきました。機械的に事故前年の金額で計算するのではなく、事故前に収入が上がった点を踏まえ丁寧に主張・立証しました。また、示談交渉では、会社が違反した安全配慮義務の内容をしっかりと組み立てて主張することも重要となります。本件ではその点についてもしっかりとした組み立てを行い、主張・立証をしました。粘り強く示談交渉を行った結果、約7,000万円の賠償金を獲得することができました。

所感(担当弁護士より)

本件は治療中にご相談いただいたことが、大きなポイントだと思います。障害補償給付申請前に、検査内容や診断書についてきちんとサポートできたことが適切な等級獲得、賠償金の獲得に繋がったのではないかと考えます。
事故に遭ってしまったら早い段階で弁護士に相談いただくことが1番良い解決に繋がると思います。弊所では労災被害に遭われた方はご負担なしでご相談お受けしておりますので、お気軽にお問合せください。

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