| 職種 | サービス業 |
|---|---|
| 傷病名(症状) | 右小指中手骨骨折 |
| 相談時の状況 | 治療中 |
| 年代 | 50代 |
| 勤務形態 | 正社員 |
| ご相談者 | ご本人 |
相談内容
施設で勤務中に、施設の利用者から暴行を受けて負傷したという労災事故のお問い合わせをいただきました。労災の手続きが思うように進まないこと、手続きに関してさまざまな疑問点があるとのことで、ご面談いたしました。
ご面談では、まず労災事故の詳細を確認しました。どのような暴行を受けたか、どのようなおけがをされたか、現在どのような症状が残っているかを確認しました。また、労災申請の状況も確認しました。ご相談の時点で、既に労災申請を行って治療を受けており、一部のおけがについては症状固定の状態であるとのことでした。しかし、障害補償給付の申請を行っているか否か、ご本人にもはっきりしない状況でした。
後遺障害診断書の作成や障害補償給付の申請について、現在の状況が不明確であったため、まずは手続の状況をきちんと確認するようアドバイスいたしました。そのうえで、後遺障害の認定を適切に受けることが今後のために重要であることをご案内したところ、後遺障害の申請をきちんと行いたいとのことで、ご依頼いただきました。
サポートの流れ
ご依頼後、治療状況を改めて詳しく確認したところ、一部のおけがについて、まだ治療中であることが判明しました。そこで、そのおけがについても症状固定となるのを待ってから、すべての後遺障害について障害補償給付の申請を行う方針としました。
その後、全てのおけがについて症状固定となり、障害補償給付を申請しました。ご依頼者は、施設利用者からの暴行により複数の部位を負傷しており、複数の後遺障害が残りました。そのため、複雑な後遺障害の内容をひとつひとつ確認し、後遺障害診断書に適切に記載していただくことをアドバイスいたしました。
そのうえで、医師に後遺障害診断書の作成を依頼していただきました。また、後遺障害の一部が痛みなどの神経症状であったため、その症状によって、仕事や日常生活にどのような支障が生じているかを具体的に説明する書面を弊所で作成しました。医師から後遺障害診断書が提出された際には、記載内容が適切であるかをチェックいたしました。
解決内容
当事務所のサポートの結果、後遺障害等級10級が認定されました。後遺障害の内容や診断書の記載から判断して、適切な等級が認定されたものと考えます。
所感(担当弁護士より)
今回は、治療中の段階で労災申請のご相談をいただきました。
治療中の段階からご依頼いただいたことで、障害補償給付の申請準備からサポートすることができました。そのおかげか、適切な後遺障害等級の認定につながったと考えます。後遺障害等級の判断がいったん下されてしまうと、後からその判断を覆すことは容易ではありません。そのため、障害補償給付を申請する際、必要な準備をしたうえで申請することが重要です。治療中の段階からお問い合わせいただけたことは、大変よかった点だと思います。
その後、勤務先等への損害賠償請求についてご意向を確認しましたが、そちらは希望されないとのことでした。そのため、弊所のサポートは労災申請のみで終了となりました。
弊所では、労災の被害に遭われた方からのご相談を無料でお受けしております。治療中の方も、お気軽にお問い合わせいただければと存じます。
この記事の監修弁護士

弁護士法人シーライト
弁護士 澁谷 大
神奈川県弁護士会所属。労働災害や交通事故の相談実績多数。適正な後遺障害等級認定ができるよう、的確でわかりやすい説明に定評がある。人身損害被害の救済のために、日々努力している。

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