治療中からご依頼いただき、合計で約365万円獲得した事例

事故類型機械等の巻き込まれ・挟まれ
職種建設
傷病名(症状)右母指不全切断
相談時の状況治療中
年代60代
勤務形態アルバイト
被災した状況フォークリフトで荷物を運ぶ作業を手伝っていた際に、そのフォークリフトの爪と荷物の間に指を挟まれ、指の一部が不全切断となった
ご相談者ご本人
目次

相談内容

当初、交通事故についてご相談をいただきました。詳細をお伺いする中で、交通事故とは別に労災事故にも遭われていたことが分かり、ご相談いただきました。

労災事故は、フォークリフトで荷物を運ぶ作業を手伝っていた際に、そのフォークリフトの爪と荷物の間に指を挟まれ、指の一部が不全切断となるおけがをされた事故でした。ご相談者は労災保険で治療中であり、会社への損害賠償請求を考えているとのことでした。

ご相談では、事故の状況や原因を詳細にお伺いしたうえで、勤務先に対して損害賠償請求ができる可能性をご説明しました。ご相談当時は治療中であったため、後遺障害の裏付けとなる検査が必要であること、治療終了後の後遺障害を申請すること(障害補償給付の申請)が非常に重要であることをお伝えしました。なぜなら、後に損害賠償を請求するにあたって、後遺障害として認定された等級が慰謝料等の金額に影響するためです。

そこで、障害補償給付をきちんと申請して、適切な等級の認定を得るために、治療中の今から準備を進めていくことが必要であるとお話ししました。

サポートの流れ

ご相談からしばらく経ち、医師から症状固定を告げられたとのことで、改めてお問い合わせをいただき、労災申請サポートからご依頼をいただきました。

まず、実際に生じている後遺障害の内容を具体的に確認しました。指の一部が切断されているとのことで、一部切断のほか、指の痛み・しびれ、指が一部動きにくい(可動域制限がある)といった症状がありました。その後遺障害を診断書にきちんと記載してもらうことがポイントであるとお伝えしました。
しかし、実際に医師に作成いただいた診断書を確認したところ、一部重要な記載が欠けていることが判明しました。診断書に記載されていないと、後遺障害が適切に認定されない可能性があります。そこで、医師に追記いただく内容を具体的にお伝えしたうえで、ご依頼者から医師に追記を依頼していただきました。

そのようなサポートのおかげか、障害補償給付は13級が認定されました。実際の後遺障害に見合った等級が認定されたと考えます。

この後遺障害13級の認定をもとに、勤務先に対して損害賠償請求を行いました。請求にあたっては、事故によってけがをしたことのほか、なぜ損害賠償が認められるのかを説明する書面を作成しました。書面では、勤務先に安全配慮義務違反があったこと、特に安全対策に関する法令に違反していたために事故が起きたことを具体的に指摘しました。

こうした具体的な指摘がないと、会社側から請求に応じないと回答される可能性が高まるため、会社には賠償賠償の義務があることを丁寧に説明したうえで請求を行いました。

解決内容

労災申請においては、後遺障害13級という症状に見合った等級が認められました。
その後の損害賠償請求においては、当方が主張した損害賠償額にかなり近い金額で示談することができました。

所感(担当弁護士より)

治療中にお問い合わせいただいたことが非常によかったです。治療中にご相談いただいたことで、労災申請の段階からきちんと対応することの重要性をお伝えできました。この申請を適切に行わないと、実際の後遺障害よりも低い等級が認定されてしまう可能性が高くなります。実態に見合わない低い等級が認定されてしまうと、後からそれを覆すのは困難です。そのため、申請段階から対策を講じることの重要性をお伝えできた点が非常によかったと考えております。

労災申請サポートからご依頼いただいたことで、後遺障害の診断書を事前に確認でき、必要な記載を追記いただくことができました。そのようなサポートが、適切な等級認定につながったと考えております。

また、治療中からお問い合わせいただいていたことで、事故の状況や原因についても早い段階で把握することができました。これにより、賠償請求の準備をスムーズに進めることができました。加えて、賠償請求の根拠となる事故原因や安全対策の不備をきちんと指摘できたことが、当方の主張額に近い金額でのスムーズな示談成立につながったのだと思います。早い段階からご相談、ご依頼いただけたことが、最終的な解決まで結びついた事例でした。

労災事故のご相談では、治療中か、遅くとも障害補償給付を申請する前にお問い合わせいただくことが非常に重要です。当事務所では、労災被害に遭われた方のご相談を無料で行っております。
労災事故に遭われ、今後どうしたらよいかお困りの方や、医師から症状固定を告げられた方は、お気軽にお問い合わせいただければと思います。

この記事の監修弁護士

弁護士 澁谷大

弁護士法人シーライト

弁護士 澁谷 大

神奈川県弁護士会所属。労働災害や交通事故の相談実績多数。適正な後遺障害等級認定ができるよう、的確でわかりやすい説明に定評がある。人身損害被害の救済のために、日々努力している。

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